【海外赴任準備】中国渡航 予防接種とスケジュール・費用

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今回は、中国へ海外赴任・帯同する方の予防接種についてご紹介します。

こんな疑問をお持ちの方へ
  • 中国に渡航予定だけど、どんな予防接種を受ければいいの?
  • 予防接種のスケジュールは?
  • 予防接種の費用はいくらかかる?
  • 気をつけることは?

渡航される地域によって推奨されるワクチンは異なります。またワクチンの種類によって、接種スケジュールも違うので、専門医にご相談ください。

目次

中国赴任者に推奨される予防接種

中国赴任・帯同する人は、どんな予防接種を受けておくのがいいのでしょうか?

主に、A型肝炎・B型肝炎・破傷風・狂犬病・日本脳炎の接種を推奨されており、赴任される地域によっては、そのほか風疹や腸チフスなどの予防接種も推奨されています。

また会社や医療機関の方針、過去のワクチン接種歴によっても何を接種するかが変わってきます。

私の場合、下記の5つのワクチンを接種しました。

  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 破傷風
  • 狂犬病
  • 日本脳炎

外務省の海外安全対策/世界の医療事情のホームページには、以下のように記載されています。

《上海》

赴任者に必要な予防接種(成人、小児)

日本からの入国に必要な予防接種はありません。成人はA型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病(動物に接触する機会が多い場合)、日本脳炎(非都市部の屋外での活動が多い場合)、季節性インフルエンザ(冬季)、小児は日本の定期予防接種のほか、上記の成人と同様のものの接種を勧めます。

外務省ホームページ

《広州》

赴任者に必要な予防接種(成人、小児)

成人: 破傷風、日本脳炎は、接種から10年以上経つとワクチンの効果が下がってくるので、再度接種した方が良いでしょう。また、A型肝炎、B型肝炎、水痘、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) 、季節性インフルエンザ、麻疹、腸チフスの接種をお勧めします。

小児: 日本の定期予防接種は全て済ませてください。その上で髄膜炎菌(4価)の予防接種を受けられるようおすすめします。

外務省ホームページ

以下、厚生労働省 検疫所のホームページから抜粋

A型肝炎

A型肝炎は加熱処理されていない食べ物や飲み物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合があります。特に途上国に長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンです。

B型肝炎

以前は輸血や医療従事者の注射針による針刺し事故など血液を介した感染が問題とされていましたが、現在ではB型肝炎(活動期)の母親から生まれる新生児期を中心とした感染と、思春期以降の性行為(唾液や体液の濃厚接触)を通じた感染の2つが主な原因となっています。
一般に健康な(免疫不全でない)成人の感染では一過性感染が多く、急性肝炎の経過をとるものと不顕性感染となるものがあります。一過性感染例では劇症化して死亡する例(約2%)を除くと、多くは、およそ3か月で肝機能が正常化します。

日本脳炎

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることによって起こる重篤な急性脳炎で、死亡率が高く、後遺症を残すことも多い病気です。
流行地(東アジア、南アジア、東南アジア)へ行く人におすすめするワクチンです。

狂犬病

狂犬病は、発病すればほぼ100%が死亡する病気です。アジア・アフリカ地域を中心に世界中で発生しており、発生が確認されていない国はオーストラリア、ニュージーランドなどごくわずかです。イヌだけでなくキツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に引っかかれたり、咬まれたりすることによって感染する危険性が高く、長期滞在、研究者など動物と直接接触し感染の機会の多い場合や、奥地・秘境などへの渡航ですぐに医療機関にかかることができない人におすすめするワクチンです。

破傷風

破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。破傷風は傷口から感染するので、冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人におすすめするワクチンです。特に、途上国では、けがをしやすく、命に関わることもあるので、接種を検討してください。

どの予防接種を受けるかは、地域特性や専門医の意見を参考にして判断してくださいね!

海外渡航前の予防接種時に用意しておくもの

予防接種に行く際は、母子手帳などの過去にした予防接種が分かるものがあると打つワクチンを決めるのに役立ちます。

予防接種のスケジュール・接種回数

中国赴任 予防接種のスケジュール・回数

実際に、渡航前に受けた予防接種のスケジュールと回数です。(あくまで一例です)

2年以上、中国で生活する予定なので、ワクチンごとに3回ずつ接種する必要があり、病院に行った回数は、初回接種から1ヶ月の間に4回、半年後に1回の計5回でした。

(私が行った病院は1日に3種までの接種をおすすめされたので、通常より通院回数が多いかも)

夫は2回目までを日本で接種したのですが、1日に5種類の接種をしたので、計3回だったようです。

スケジュールは、病院の方針やワクチンの種類・日本で何回目まで受けるかによって変わってきます。

予防接種の費用

病院によって費用は異なりますが、10万円以上かかるケースが多いです。結構高額ですよね。

私は渡航前に、下記の予防接種をして、合計125,000円(税抜)でした。

A型肝炎・B型肝炎・破傷風・狂犬病×3回、日本脳炎×2回

特に狂犬病は高額で1回で18,000円もしました。会社が負担してくれたので、助かりました。

海外渡航前の予防接種で注意すること

接種スケジュール

抗体をつけるには、ワクチンを数回、接種間隔をあけて打つ必要があります。

その間隔は短ければ1週間、長ければ半年後~1年後と長期にわたる場合もあります。

また風邪をひいたりすると、接種スケジュールがずれてしまうこともあるので、海外赴任・帯同が決まったら、早めにトラベルクリニックなどの医療機関に確認してみてください。

1・2回目は渡航前に接種して、3回目は一時帰国時か、現地で接種する人が多いそうです。

《海外で残りの予防接種を受ける場合》

現地の病院に同じ種類のワクチンがない場合があります。

3回目を中国の病院で受けようと思い、日系の病院に問い合わせたところ、

「今はコロナの影響で日本の国産ワクチンの在庫がありません」と言われました・・・

渡航までの期間によりますが、できるだけ国内で接種していったほうがいいかなと思います。

予防接種の記録を残しておく

どのワクチンをいつ接種したかが分かる記録を残しておくと、追加接種する時に役立ちます。

お子さまがいらっしゃる方は、学校の入学時に予防接種記録や接種証明が必要な場合もあります。

現地の情報を事前に調べておきましょう。

余談

予防接種で、予想外だったのは、おしりに注射されたこと!

大人になってからおしりに注射されることになるとは・・・

腕に打ってほしいとお願いしましたが、リスク回避のため別々の場所に打つ方針なので・・・

と却下されました。

しかも、今から打ちますね~ともなく、いきなりブスッと刺されるのでビクッとします(笑)

ちなみに夫が接種した病院はすべて腕だったようです。

注射が痛いかな~と心づもりはしていましたが、おしりに注射されるとは思っていなかったので、これから予定されている方は、そういうケースもあるのだなと心づもりをしておいてください。

まとめ

以上、中国渡航に推奨される予防接種とスケジュール・費用をご紹介しました。

赴任される地域によって推奨される予防接種が異なるので、まずは専門医に相談してみてくださいね。

あなたの渡航スケジュールに合わせて、接種計画を立てて下さると思います。

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