今回は、中国で銀行口座の開設にチャレンジした体験談をご紹介します。
実際に、駐在妻が中国で銀行口座を開設できるのか?や必要なものが知りたい方は↓こちらへ
それでは銀行口座を開設するに至った経緯から・・・
微信支付(WeChatPay)に登録できない!
中国で生活するにあたり登録しておきたい微信支付(WeChatPay)。
過去のブログを見て、クレジットカード(VISA・アメックス・JCB)で登録を試してみましたが、微信支付(WeChatPay)に登録できない。
夫の銀行口座番号でも試してみましたが、登録できない。
支付宝(Alipay)と同じように夫から微信支付(WeChatPay)に送金してもらおうにも、自分の銀行口座番号を入力して微信支付(WeChatPay)に登録しないと受け取れない。
ということで、中国の銀行口座を作ることにしました。
駐在妻が中国で銀行口座を開設へ
駐在妻は中国で銀行口座が作れるのでしょうか??
さっそく隔離明けの土曜日に夫の中国人の同僚の方に付き添ってもらい銀行に行きました。
中国の銀行は土曜日・日曜日でも開いているのですね。
1件目(招商銀行)
招商銀行は、中国深センに本社がある銀行です。
まず入り口に立っているスタッフに、外国人の私が銀行口座を開けるか聞いてもらいます。
スタッフの方曰く、口座開設に必要なものがあれば開設できると。
その必要なものは・・・
- 工作許可証→働いていないのでない
- 納税証明→働いていないのでない
夫のものではだめかと聞くも、本人のものが必要とのこと。
「それなら借りているアパートが発行する住宿登記表があれば開設できるかも、、、」と言われ、一旦 銀行を出る。
住宿登記表をもらうには時間がかかりそうなので、夫の同僚の方が「近所にある他の銀行にも行ってみましょう」と言って下さり、行ってみることに。
2件目(中国建設銀行)
中国建設銀行は、中国四大銀行の一つです。
ここは、工作許可証・納税証明がないと開設できないと言われました。夫のものでも不可でした。
3件目(中国民生銀行)
中国民生銀行も工作許可証・納税証明がないと開設できないと言われました。(夫のものでも不可)
ということで一旦、次週に持ち越し。希望がありそうな招商銀行へ住宿登記表(アパートが発行)を持って再訪することに。
再び1件目に戻る(招商銀行)
1週間後…再び招商銀行へ。
窓口のスタッフは先日と違う人なので、外国人で働いてないから工作許可証もないけど銀行口座を開設したいと最初から説明。
先日、これがあれば…と言われた住宿登記表(アパートに発行してもらったもの)を一緒に見せるもダメとのこと。
夫の同僚の方が粘ってくれましたが、ダメなものはダメとのことで、ガッカリ。
さらに聞くと、役所が発行した境外人員臨時住宿登記表があれば口座開設できると思うと言われる。
日を改めて、境外人員臨時住宿登記表を持って再度チャレンジすることに。
夫の出張などがあり、さらに2週間後に境外人員臨時住宿登記表を持って再チャレンジ。
今度こそは何としても銀行口座を開設したい!
入り口のスタッフに、口座開設したいと伝え、パスポートや境外人員臨時住宿登記表を見せる。
今回も、他の書類がいると言われないかドキドキ。
入り口のスタッフが上司に相談しに行くので、座って待つようにと言われ10分程待つ。
すると、別のスタッフが「奥へどうぞ」と奥の部屋へ案内してくれた。やったー!第一関門 突破!
奥の部屋に入り、まずは色々な書類に個人情報等を記入し、サイン。
口座を他人に売ると罰を受けますよというビデオを見て、“他人に売りません”と書類に記入しサイン。
その後、頭取の許可をもらってくるので少し待つようにとのこと。
「口座開設するのにそんなお偉いさんのチェックまでいるの!?」
「外国人が口座を作るのは一筋縄ではいかないな」と話していると約5分でスタッフが戻ってきた。
「許可が下りましたのでこちらの窓口へ」と案内が!(頭取というのは、通訳違いで本当は支店長の許可でした)
そして、別の窓口で記入した書類の確認と登録内容に間違いがないか確認し、電子署名。
さらに、携帯番号に認証コードが送られてくるのでその認証コードを機械に入力したり、顔写真を取られたり、入金するか確認されたり・・・
次にキャッシュカードと口座情報を紐づけする作業。ここでキャッシュカードの暗証番号を設定するように言われます。
日本は4桁ですが、中国の暗証番号は6桁です。いきなり6桁と言われ適当に決めてしまいました。
これから開設される方は事前に6桁の暗証番号を決めておくといいかもしれせん。
ちなみにキャッシュカードはポップなスポンジボブのカードでした。
シンプルなものに変えられないかと聞いてもらいましたが、これしかないとのこと。
まあ、他に萌えキャラみたいなカードも飾られていたので、これでよかったのかもしれません。
夫の同僚の方にも銀行カードはほぼ使わないから、気にしなくても大丈夫と言ってもらいました。
最後に銀行のアプリ(APP)をダウンロード・登録します。
すべて終わって、銀行カードと規約をもらい終了です。晴れて銀行口座開設!!
微信支付(WeChatPay)の登録
そして、銀行のその場で微信支付(WeChatPay)も見てもらいながら登録。
銀行の口座番号で登録してみると、すんなり登録できました。
私と夫、夫の同僚の3人で銀行の中ですが歓声をあげてしまいました。
銀行口座を開設して微信支付(WeChatPay)に登録するのにここまで苦労するとは・・・いや~ここまで長かった。
まとめ
同じ銀行でも行くたびに違うことを言われたので、なかなか大変でしたがなんとか中国で銀行口座を開設することができました。
休日にわざわざ時間を作って一緒に付き添って下さった夫の同僚の方には本当に感謝感謝です。
皆さんも、一度断られても諦めずに何度かトライしてみてください!