この記事では、120V⇔100V・容量1000Wの変圧器を徹底比較していきたいと思います。
アメリカなどの海外へ渡航する方の参考になれば嬉しいです。
【変圧器】120V⇔100V対応│容量1500Wの比較
120V⇔100V対応で、容量が約1500Wの変圧器を調べてみると、下記の5種類がありました。
比較一覧表
まずは、外観や価格・仕様を一覧にまとめました。(右にスクロールできます)
商品 | デザイン | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 種類 | 入力電圧 | 出力電圧 | 周波数 | 容量 | 本体電源プラグ | 出力プラグ | サイズ(幅×高さ×奥行) | 重さ | コード長さ | 安全機能 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日章工業 NDF-1500U | 10,277円 ▶Amazon | 9,700円 ▶楽天市場 | 9,784円 ▶Yahoo! | 降圧専用 | 110V-130V | 100V | 50Hz/60Hz | 1500W | Aタイプ | Aタイプ×2 | 95 × 115 × 130mm | 3.4kg | 約180cm | 温度ヒューズ/管ヒューズ 注意:切れたら復帰はできません | ||
日章工業 SDX-1500U | 19,212円 ▶Amazon | 20,920円 ▶楽天市場 | 20,920円 ▶Yahoo! | 降圧専用 | 110V,120V | 100V | 50Hz/60Hz | 1500W | Aタイプ | Aタイプ×1 | 133 × 156 × 127mm | 4.1kg | 約170cm | 過電流プロテクター(手動復帰) | 取っ手付き インジケータ付き | |
日章工業 SPX-1600U | 32,693円 ▶Amazon | 30,550円 ▶楽天市場 | 30,550円 ▶Yahoo! | 降圧専用 | 110V-130V | 100V | 50Hz/60Hz | 1600W | Aタイプ | Aタイプ×1 Aタイプ(アース付き)×1 | 118 × 149 × 240mm | 6.2kg | 約170cm | 過電流プロテクター(手動復帰) | 取っ手付き インジケータ付き USBポート付き | |
日章工業 SK-1600U | 20,300円 ▶Amazon | 20,300円 ▶楽天市場 | 18,549円 ▶Yahoo! | 昇圧/降圧両用 | 110V-130V 100V | 100V 110V-130V | 50Hz/60Hz | 1600W | Aタイプ | Aタイプ×2 | 152 × 140 × 190mm | 4.6kg | 約170cm | 管ヒューズ 予備ヒューズ1本付き | 取っ手付き | |
カシムラ NTI-149 | 19,435円 ▶Amazon | 18,280円 ▶楽天市場 | 18,080円 ▶Yahoo! | 昇圧/降圧両用 | 110V-130V 100V | 100V 120V | 50Hz/60Hz | 1500W | Aタイプ | Aタイプ×2 | 134 x 110 x 175mm | 4.5kg | 200cm | サーマルプロテクタ (自動復帰)/ ヒューズ内蔵 |
同じ120V⇔100V対応・容量1500W~1600Wの変圧器でも、変圧種類やデザイン・サイズなど、それぞれに特徴があります。
ここからは、項目ごとに比較していきます。
価格
120Vから100Vにダウントランスしてくれる容量約1500Wの変圧器で、安いのは『日章工業 NDF-1500U』です。
商品 | Amazon | 楽天 | Yahoo! |
---|---|---|---|
日章工業 NDF-1500U | 10,277円 ▶Amazon | 9,700円 ▶楽天市場 | 9,784円 ▶Yahoo! |
日章工業 SDX-1500U | 19,212円 ▶Amazon | 20,920円 ▶楽天市場 | 20,920円 ▶Yahoo! |
日章工業 SPX-1600U | 32,693円 ▶Amazon | 30,550円 ▶楽天市場 | 30,550円 ▶Yahoo! |
日章工業 SK-1600U | 20,300円 ▶Amazon | 20,300円 ▶楽天市場 | 18,549円 ▶Yahoo! |
カシムラ NTI-149 | 19,435円 ▶Amazon | 18,280円 ▶楽天市場 | 18,080円 ▶Yahoo! |
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変圧の種類
変圧の種類は、『120Vから100Vに降圧するダウントランス』『100Vから120Vに昇圧するアップトランス』『120V→100V・100V→120Vに昇圧も降圧もできるアップダウントランス』の3種類があります。
海外で使う場合は、『降圧(ダウントランス)』もしくは『昇圧・降圧両用(アップダウントランス)』のどちらかの変圧器を用意します。
『降圧(ダウントランス)』が使用可能なのは海外だけなのに対し、『昇圧・降圧両用(アップダウントランス)』は海外でも日本でも使用できるので、帰国後も海外現地で購入した家電製品を日本で使いたい場合には、『昇圧・降圧両用(アップダウントランス)』を選んでおくといいです。
降圧 (ダウントランス) | 昇圧 (アップトランス) | |
---|---|---|
日章工業 NDF-1500U | ○ 110V-130V→100V | × |
日章工業 SDX-1500U | ○ 110V・120V→100V | × |
日章工業 SPX-1600U | ○ 110V-130V→100V | × |
日章工業 SK-1600U | ○ 110V-130V→100V | ○ 100V→110V-130V |
カシムラ NTI-149 | ○ 110V-130V→100V | ○ 100V→110V120V |
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入力電圧
入力電圧に着目してみると、『110V-130V』または『110V・120V』の2つに分けられます。
入力電圧 | |
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日章工業 NDF-1500U | 110V-130V |
日章工業 SDX-1500U | 110V・120V |
日章工業 SPX-1600U | 110V-130V |
日章工業 SK-1600U | 110V-130V |
カシムラ NTI-149 | 110V-130V |
今回の渡航は110Vや120Vの国だけれども、今後130Vの国へも渡航する可能性がある方は、入力電圧が『110V-130V』の変圧器を選んでおくといいでしょう。
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本体電源プラグ
本体電源プラグとは、変圧器本体から出ている電源プラグで、渡航先の国のコンセントに挿します。
この記事で紹介している120V対応・容量約1500Wの変圧器に関しては、すべて『Aタイプ』の電源プラグで、アメリカやカナダのコンセントと同じ形状になっています。
本体電源プラグ | |
---|---|
日章工業 NDF-1500U | Aタイプ |
日章工業 SDX-1500U | Aタイプ |
日章工業 SPX-1600U | Aタイプ |
日章工業 SK-1600U | Aタイプ |
カシムラ NTI-149 | Aタイプ |
渡航先のコンセントの形状がAタイプでない場合は、変換プラグを用意しておきましょう。
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出力プラグ
出力プラグは、日本から持って行った家電製品のコンセントを挿す部分です。
この記事で紹介している変圧器は、日本のコンセント形状(Aタイプ)に対応しています。
ただし、プラグの数が違うので、1つの変圧器で2つの家電を使いたい方は、出力プラグが2つ付いている変圧器を選びましょう。
出力プラグ(個数) | |
---|---|
日章工業 NDF-1500U | Aタイプ×2 |
日章工業 SDX-1500U | Aタイプ×1 |
日章工業 SPX-1600U | Aタイプ×1 Aタイプ(アース付き)×1 |
日章工業 SK-1600U | Aタイプ×2 |
カシムラ NTI-149 | Aタイプ×2 |
※出力は2か所から出来ますが、消費電力は2台合計して、変圧器の容量が上限となります。
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見た目・サイズ
変圧器本体のデザインや大きさも、変圧器ごとに特徴があります。
インテリアに馴染ませたい場合は、すっきりシンプルなデザインの変圧器を選ぶといいでしょう。
また置き場所が限られている場合は、コンパクトな変圧器を選択すると邪魔になりません。。
商品 | デザイン | サイズ(幅×高さ×奥行) |
---|---|---|
日章工業 NDF-1500U | 95 × 115 × 130mm | |
日章工業 SDX-1500U | 133 × 156 × 127mm | |
日章工業 SPX-1600U | 118 × 149 × 240mm | |
日章工業 SK-1600U | 152 × 140 × 190mm | |
カシムラ NTI-149 | 134 x 110 x 175mm |
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重量・取っ手
引越しの荷物をできるだけ軽くしたい方や、変圧器を移動させて使う予定の方は、変圧器の重さや取っ手の有無を重視して選ぶといいでしょう。
ただ、重い変圧器を頻繁に動かすことは大変なので、個人的に、使う場所ごとに用意する方がいいかなと思います。(キッチンに1つ・寝室に1つなど)
コンセントを抜き挿しする回数を減らせば、うっかり変圧器経由を忘れて日本から持ってきた家電を故障させるリスクも減らせます。
商品 | 重量 | 取っ手 |
---|---|---|
日章工業 NDF-1500U | 3.4kg | × |
日章工業 SDX-1500U | 4.1kg | ○ |
日章工業 SPX-1600U | 6.2kg | ○ |
日章工業 SK-1600U | 4.6kg | ○ |
カシムラ NTI-149 | 4.5kg | × |
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安全対策
この記事で紹介している変圧器は全て、一定以上の負荷がかかった時に電流を遮断することで機器を過電流から守るための装置、または一定の温度を超えると電流を遮断する安全装置が付いています。(ご家庭にあるブレーカーのような働きをするもの)
商品 | 安全機能 |
---|---|
日章工業 NDF-1500U | 温度ヒューズ/管ヒューズ 注意:切れたら復帰はできません |
日章工業 SDX-1500U | 過電流プロテクター(手動復帰) |
日章工業 SPX-1600U | 過電流プロテクター(手動復帰) |
日章工業 SK-1600U | 管ヒューズ 予備ヒューズ1本付き |
カシムラ NTI-149 | サーマルプロテクタ (自動復帰) ヒューズ内蔵 |
どの変圧器も安全機能付きなので、万が一のときにも安心ですね。
ただし、負荷がかかり過ぎてヒューズが切れてしまった場合の復帰方法に違いがあります。
日章工業の『SDX-1500U』『SPX-1600U』は手動復帰が可能で、『SK-1600U』は予備ヒューズが1本付いてるので自分で交換することができます。
カシムラの『NTI-149』も、ヒューズ交換で復帰することが可能ですが、ヒューズは付いていないので別途購入する必要があります。
日章工業の『NDF-1500U』は、ヒューズが切れてしまったら復帰はできないので注意が必要です。
変圧器の容量に余裕をもって使いたいですね。
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容量の計算方法
変圧器は負荷がかかった場合を考慮し、余裕を持って容量を選ぶ必要があります。
各メーカーによって推奨される容量の計算方法は異なります。
詳しくはこちら▶ 【海外赴任準備】変圧器の用意は必須?容量の計算方法は?
簡単にまとめると、下記の表のようになります。
家電製品の一例
- 熱を発する製品:アイロン・ホットプレート・ドライヤー・炊飯器・電気毛布等
- モーター内蔵の製品:ドライヤー・空気清浄機・フードプロセッサー等
- 起動時に大きな電流が加わる製品:ランプなどの照明器具等
電熱製品やモーター内蔵製品などであれば、日章工業が必要な変圧器容量が少なくて済みます。
変圧器の容量 | 消費電力目安 【連続使用】 | 消費電力目安 【電熱機器・モーター内蔵など】 | |
---|---|---|---|
日章工業 NDF-1500U | 1500W | 1200W | 1500W |
日章工業 SDX-1500U | 1500W | 1200W | 1500W |
日章工業 SPX-1600U | 1600W | 1280W | 1600W |
日章工業 SK-1600U | 1600W | 1280W | 1600W |
カシムラ NTI-149 | 1500W | 1200W | 500W~750W |
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その他(消費電力表示・USBポート)
その他の違いとして、使用中の電気量がわかるインジケータが付いているものや、USBポートが付いている変圧器があります。
変圧器の容量に対してどれぐらい使っているのか電気量が気になる方や、USBで接続するタイプの家電を使いたい方は、要チェックです。
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まとめ
今回は、120V⇔100V対応・容量約1500Wの変圧器を徹底比較しました。
まとめると、
という感じです。優先項目を決めて、変圧器を絞っていけば簡単に選べると思います!
※一部の変圧器は、メーカー取り寄せ品などで発送に時間がかかる製品もあります。引越しの荷出しに間に合うように余裕を持って手配しましょう。
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▼この記事で紹介した変圧器 一覧
【日章工業】NDF-1500U│110V-130V⇒100V降圧│容量1500W
【日章工業】SDX-1500U│110V,120V⇒100V降圧│容量1500W
【日章工業】SPX-1600U│110V-130V⇒100V降圧│容量1600W
【日章工業】SK-1600U│110V-130V⇔100V昇圧/降圧│容量1600W