大手の携帯電話会社は、いま使っている電話番号をそのまま維持できる電話番号保管サービスを提供しています。
最近、ドコモの電話番号保管サービス手続きをしたので、その際に調べた維持費や再延長の方法、実際の手続きの流れをご紹介します。
- 今まで使ってきた携帯番号を残しておきたいけど、どうしたらいいの?
- 手続き費用や月々の費用はどのぐらい必要?
- 番号保管にデメリットはあるの?
- 番号保管は3年以上できるの?
ドコモの電話番号保管サービスに必要な費用
ドコモの電話番号保管に必要な費用は、手数料1,000円(税抜)と月々約500円(税抜)です。
電話番号保管の手数料
ドコモで電話番号保管をする場合、手数料は1,000円(税抜)です。
番号保管中の維持費
項 目 | 料 金 |
---|---|
電話番号の保管 | 400円(税抜)/月 |
メールアドレスの保管 | 100円(税抜)/月 |
ユニバーサルサービス料 | 数円/月 |
合計 | 約500円(税抜)/月 |
番号保管中にかかる費用は、メールアドレス保管も含めて月々500円(税抜)ほどになります。
その他、携帯電話を購入費用の分割払いが残っている場合などは、引き続き支払いが必要です。
手続き方法
用意するもの
電話番号保管の手続き時に、必要なものは特にありません。本人確認の為、生年月日などは聞かれました。
手続きできる場所
番号保管の手続きは、パソコン(ドコモオンライン手続き)・電話・ドコモショップでできます。
電話で手続きする場合、ドコモの携帯電話からかければ、海外からでも通話料無料です。
ドコモ携帯以外からかける場合は、有料になり日本向けの通話料がかかります。
詳しくはドコモのホームページ『docomo 海外からのお問い合わせ先』をご覧ください。
番号保管できる期間は?
電話番号とメールアドレスの保管期間は、“申し込み翌月1日から3年間”です。
この期間を過ぎると、自動的に電話番号はなくなります。とは言っても、番号を3年以上維持したい場合もありますよね?
私も3年以上海外に滞在する予定なので、気になってドコモに聞いてみました。
番号保管は3年以上できるのか?保管期間延長をしたい場合は?
結論から言うと、番号保管を3年以上したい場合は、期間延長できます。
番号保管の期間延長をしたい場合、番号保管期限の最終月に手続きが必要です。
延長の手続きの流れは、最終月にまず『電話番号保管解除』の手続きをします。
『電話番号保管解除』の手続きは、ドコモショップ店頭もしくは電話での手続きとなり、オンラインではできません。
その後、もう一度『電話番号保管』手続きをすれば、さらに3年間番号保管ができます。
番号保管を延長する時にかかる費用
延長するには、一旦『電話番号保管解除』の手続きをするので、その月の基本料金が必要となります。
その月額基本料金は解除手続きをするときに提供している料金プランから選択することになるので、手続きをする段階にならないといくらかは分からないそうです。
また月額基本料金は日割りできないケースが多いので、1ヶ月分まるまる費用がかかることになります。
そして再度『電話番号保管』手続きをするのでその手数料1,000円(税抜)が必要です。
仮に、現時点で番号保管期間を延長する手続きをしたらいくらになるか?聞いたところ、約4,000円(税抜)とのことでした。内訳は、月額基本料金 2,980円+保管手数料 1,000円です。
理想は、3年後の最終月に一時帰国して、『電話番号保管解除』の手続きをする。
その帰国期間はドコモ携帯を使って、中国に戻ってくる前にまた『電話番号保管』手続きをすれば、月額基本料金もムダにはなりません。
電話番号保管のメリット
電話番号を保管するメリットは次の通りです。
- 月々の費用を抑えて自分の電話番号、メールアドレスを維持できる
- 一時帰国の時に、『電話番号保管解除』の手続きをすれば、電話番号が変わらずそのまま使える(但し、月額料金と再度番号保管費用がかかります)
電話番号保管のデメリット
電話番号保管のデメリットは次の通り。
- 番号保管中は、電話番号・メールアドレスを使用できない
- ケータイ補償サービスが解約になり、再加入できない→補償サービスを使って、修理したい場合は先に修理をしておきましょう
- 割引サービス、各種サービスが廃止となる
- 電話番号保管を解除する時は、今と同じ料金プラン・サービスの契約が出来ない場合もある(その時点で提供されている料金プランから選択することになる)
その他、契約状況によって注意事項が違うので公式サイトで確認してください。
実際の手続き
海外からドコモ問い合わせ先に電話する
私は、中国からドコモの問い合わせ先に電話をして、『電話番号保管手続き』をしました。
オンラインで手続きしても良かったのですが、ちょっと質問したかったので。
私は、ドコモ携帯以外から電話をかけたので日本向けの通話料がかかります。
しかし「着信料がかかるかもしれませんが、ドコモ側から折り返し電話しましょうか?」と言ってもらえたので、折り返し電話をしてもらいました。
電話番号保管手続き
オペレーターにつながったら電話番号保管手続きをしたいことを伝え、番号保管手続きに入ります。
電話での手続きでは、4ケタのネット暗証番号が必要です。
ネット暗証番号を間違えた場合は、本人確認のため、誕生日と携帯料金の支払い方法について質問されました。
その後、電話番号保管に必要な費用や番号保管の注意点などの説明があり、最後に下記の確認をされました。
確認事項1.注意事項について了承するか
番号保管をすることで、費用をおさえつつ番号を維持できるメリットもありますが、反対にデメリットもあるので、説明の中でひとつずつ確認されます。
確認事項2.別の電話番号のアナウンスをするか
番号保管中の電話番号に、誰かが電話をかけてきたら、「この電話番号はお客様のご希望により停止中です」とアナウンスが流れます。
希望すれば、そのアナウンスのあとに、『こちらの電話番号へお掛け下さい。〇〇―〇〇〇〇―〇〇〇〇』とつながる電話番号をアナウンスで流すこともできるそうです。
ただし、この電話番号は日本国内の電話番号しか登録できません。
海外在住の方は、ほとんど電話番号のアナウンスはされないとドコモの方がおっしゃっていました。
ちなみに、この電話番号のアナウンスは無料でしてもらえるとのことでした。
確認事項3.番号保管申込書の送付をしていいか?どこに送るか?
手続きが終わると、「番号保管手続きを完了しましたよ」という書類が郵送されるそうです。実家に送ってもらうことにしました。
確認事項4.SIMカードは紛失しないように
日本に帰国して、ドコモの携帯を使いたい場合には『電話番号保管解除』の手続きをします。
その時、いま使っているドコモのSIMカードが必要です。紛失した場合は、別途料金が必要になるので、しっかり保管しておきましょう。
電話番号保管手続き完了
手続きは、電話を掛けてから15分ほどで終わりました。
私は、期間延長のことなども質問したので少し時間がかかりましたが、保管手続きだけなら10分ほどで終わると思います。
手続きが終わると、その直後から電話が使えなくなるので、ご注意ください。
赴任前に番号保管手続きをする方は、出国当日の連絡手段を確保しておくことをおすすめします。
夫は、出国前日に店頭で手続きしたので、当日空港に見送りに来る人と連絡が取れなくて困りました。
電話でも手続きできるので、保安検査を済ませてフライトを待っている間に手続きしてもいいかもしれません。
まとめ
今回は、【海外赴任準備】ドコモの電話番号保管!維持費や再延長の方法などをお伝えしました。
いまは簡単に一時帰国できないし、使っていない携帯電話代を払うのはもったいないなと思う方は、電話番号保管をしてみてはいかがでしょうか?