海外渡航が決まり、「どんな食品を持って行こうかな?」「何を優先したらいい?」とお悩みの方も多いと思います。
海外生活を経験したものとしては、「今キッチンにあるものを持って行けるだけ、持って行きましょう」とお伝えしたいです。
「答えになっていない」「海外に住むなら現地で調達できるもので生活できるようにならないと」とお思いかもしれませんが、初めての海外生活でストレスを減らしスムーズに生活を始めるにはたくさんあるに越したことはありません。
生活に余裕が出てきてから、徐々に現地品にシフトしていけばいいのです。
ただ、それだと困る方も多いと思うので持って行く食品を減らす方法も一緒にお伝えします。
海外赴任に向けて準備したい食品一覧もご紹介しますので、参考になれば嬉しいです。
海外赴任に持って行く食品を減らすポイント3つ
「持って行けるだけ、持って行きましょう」とお伝えしましたが、持って行ける量も決まっています。
そこで、持って行く食べ物を減らすには以下の3点に気を付けて準備すると、荷物を減らすことができます。
- 普段使っている食べ物以外は、持って行かない
- フリーズドライ食品を活用する
- 料理の素やタレは自分で作れないか?を考えてみる
普段使っている食べもの以外は、持って行かない
準備をしていると色々な情報を見てあれこれ持って行きたくなりますが、今使っている食べ物以外は後回しにしましょう。
私も海外に行ったら欲しくなるかな~と普段食べない食品や使わない調味料も持って行きました。例えば、佃煮や練り梅・ちょっとおしゃれな調味料など。
しかし、日本でも食べないものは海外でも食べないので、いつも使っているものを何個も持ってきたほうが良かったなと思いました。
フリーズドライ食品を活用する
「荷物が多くて重量オーバーしそう」という方は、フリーズドライ食品がないか探してみましょう。
例えば、お味噌は重くてかさ張りますが、下記のようなフリーズドライになった顆粒みそなら約半分の重さに減らせ、サイズもコンパクトになります。
フリーズドライ食品は水分も入っていないので、機内持ち込みも可能になります。
料理の素やタレは自分で作れないか?を考えてみる
少しお料理の手間は増えますが、特定の料理にしか使わない調味料系は「自分で作れないか?」を調べて、簡単に出来そうなら持って行かないということもできます。
個人的に簡単に作れるなと思ったのは、焼き肉のタレ・麻婆豆腐や回鍋肉などの中華系料理の素・めんつゆ・クリームシチュー・てんぷら粉です。
どれも思っていた以上に簡単に作れるので、一度試してみてください。
海外赴任で持って行くものリスト│食べ物編
できるだけ網羅できるようにリストアップしています。ご家庭や渡航先に合わせて必要な食べ物をチョイスしてくださいね。
とりあえず、普段使っているショッピングサイトの欲しい物リストにバーっと入れておき、スーパーでリストを見ながら買い物すると便利です。もしスーパーで見つけられなければネットでリストから買い物すると、買い忘れがなくなります!
基本の調味料
- 砂糖
- 塩
- 酢
- 醤油(薄口醤油やたまり醤油は売っているところが限られます)
- 味噌
日本食を作るのに必要な基本の調味料は、駐在員など日本人の多いエリアではアジア系スーパーで販売されていることが多いです。
ただし渡航直後は、生活立ち上げでバタバタするので生活が落ち着くまでに必要な量は最低限持って行くと、海外生活のストレスを減らせます。
ちなみに価格は日本の2~3倍以上しますし、賞味期限が残り少ない、保管状況が良くない調味料も多いので、荷物に余裕があれば賞味期限内に使いきれる量を追加で持って行くと、出費を減らせます。
また、無添加や高級メーカー品・地域限定品などは売っていないか、あっても「うわ高っ!!」となるお値段でので、こだわりがある方は優先して持って行きましょう。
早速、調味料を準備する
フリーズドライの味噌は、軽くて水分もないので機内持ち込みもOK
基本以外の調味料
基本以外の調味料も普段使っているものは、持って行くことをおすすめします。
荷物を減らしたい場合は、渡航国の料理でよく使われる調味料は現地調達してもいいでしょう。(欧米→オリーブオイルやケッチャップ・スパイスなど、中華圏ならオイスターソースなどは現地でもたくさん販売されています)
- 料理酒
- みりん
- 油(食用油・オリーブオイル・ゴマ油)
- コショウ
- 和風だし
- 中華だし
- コンソメ
- めんつゆ(3倍濃縮より4倍濃縮)
- ポン酢
- 焼肉のたれ
- ケチャップ
- ドレッシング
- マヨネーズ
- オイスターソース
- ソース(ウスター・とんかつ・お好み焼き)
- 甜麵醬・豆板醤
- チューブ調味料(わさび・しょうが・ニンニク・からし・梅・ゆずこしょう)
- 一味・七味唐辛子
早速、調味料を準備する
茅乃舎のだしは少しお高めですが、美味しくて色々使えるので便利です
茅乃舎の野菜だしはコンソメの代わりになるので、肉エキス持ち込み不可の国でも○。
便利な料理の素やレトルト食品
慣れない海外生活では、料理を助けてくれるレトルト食品や○○の素があると大助かりします。
- カレー・シチューの素
- 鍋の素
- 炊き込みご飯の素
- 寿司の素
- 中華系の素(麻婆豆腐・回鍋肉など)
- 洋食系の素(グラタン・ハンバーグなど)
- パスタソース
- 唐揚げ粉
- お漬物の素
- レトルトカレー
- 缶詰
- ふりかけ・塩こんぶ
早速、料理の素・レトルト食品を準備する
肉エキスの入っているカレールーの代わりにスパイスだけで出来たカレー粉を
海外でお寿司気分を味わいたい時におすすめ
子どものお弁当に便利!個包装なので湿度の高い地域もOK
おうちでお店の味を楽しめるパスタソース。詰め合わせでお買い物の手間を短縮!
乾物・粉もの
賞味期限の長い乾燥ワカメやひじきなどの乾物・粉ものも必要に合わせて持って行きましょう。
- 乾燥わかめ
- 乾燥ひじき
- 切り干し大根
- 麩
- 春雨
- だし昆布
- 海苔(味付け海苔・焼きのり)
- かつお節
- 昆布
- 煮干し
- ゴマ
- 片栗粉
- 小麦粉
- 白玉粉
- てんぷら粉
- パン粉
- お好み焼き粉・たこ焼き粉
- お餅
早速、乾物を準備する
早速、粉ものを準備する
常温保存でき、賞味期限は180日もある刻み油揚げは、とても便利
麺類
パスタ系は欧米はもちろん中華圏でも輸入パスタが販売されていますので、うどんや蕎麦などの乾麺を中心に用意しましょう。(日本人が多い地域なら買えますが、高いです)
- うどん
- 蕎麦
- 素麺
- 袋麺・カップ麺(これも肉エキスに注意)
早速、麺類を準備する
サクサク天ぷらやふっくらおあげがあると、美味しさUP
嗜好品(日本のおやつや飲料)
渡航準備ではどうしても必要なものを優先しがちですが、嗜好品も必ず入れておきましょう。癒しは必要です。
- お子さまの好きなお菓子
- ほっこりするお菓子(チョコレート・クッキー・飴・おつまみ)
- 和菓子系(お汁粉や羊羹など)
- スティック系飲料
- コーヒー・紅茶・日本茶
早速、お菓子を準備する
早速、飲み物を準備する
フリーズドライのおしるこは、ふとした時に食べたくなります
海外赴任には、基本の調味料+食生活を豊かにする食品を持って行こう!
海外に持って行くべき食べ物はたくさんありますが、初渡航の方なら嗜好品も含めて持って行けるだけ持っていきましょう。
理由は、下記の2つ。
- 慣れない海外生活でのストレスをできるだけ減らす
- 海外で購入できるとしても、日本の数倍高い
「○○がないから、食べたいものが作れない」「醤油が欲しいけれど、どこで買えばいいか分からない」等はとてもストレスになります。慣れてしまえばどうってことないのですが、右も左も分からない状況ではお買い物も一苦労なので、最初は一通り揃っている方が安心です。
また海外で日本食品を買おうとすると日本の2~3倍の価格になるので、日本から持って行くと出費を抑えられます。
海外で「期待して買ったのにまずかった」ということも往々にしてあるので、慣れたものを使いつつ徐々に海外で売っているものにシフトしていけばいいと思います。
またインスタント食品やお菓子は後回しにしがちですが、疲れた時・気分の落ち込んだ時に役立つので持って行くことをおススメします。
食品を一通り揃えるのは意外と時間と労力がいるので、早めに準備に取り掛かってくださいね!